【書類選考合格のための履歴書ガイド】職種別・職歴の書き方① - 事務職編(サンプル例付き) -
事務職志望者のための職歴の書き方ガイド
事務職を目指す際には、職歴の書き方が非常に重要です。担当工程とソフトの利用実績を具体的にアピールすることで、採用担当者に自身の能力や経験を効果的に伝えることができます。この記事では、事務職の職歴の書き方について詳しく解説します。
1. 職務内容の具体的な記述
事務職は業界によって職務内容が大きく異なるため、担当した業務内容を具体的に記述することが重要です。シンプルに必要な情報をピックアップし、面接で補足できるようにしておきましょう。
- 担当工程:請求書の作成、個人情報の管理、派遣元台帳の作成など具体的な業務内容を記載します。
- ソフトウェアの利用実績:Excel、Kintone、Salesforce、SAPなどの利用経験を示します。
- 役職とマネジメント経験:役職名、マネジメント人数、後輩教育数、チームメンバー数を記載します。
- その他の注意点:専門用語や会社独自の呼称や単語は避け、一般的な言葉に置き換えましょう。
2. アピールすべきスキル
事務職で求められるスキルを強調することが重要です。以下のスキルをアピールしましょう。
- 書類作成:PC操作が必須で、データ入力にも対応します。Word、Excelの使用頻度が高いため、これらのスキルを具体的に示します。
- パソコンスキル:Microsoft Office SpecialistやITパスポート、簿記などの資格を記載します。
- コミュニケーション能力:電話や来客応対、社内での円滑な業務遂行に必要なスキルを示します。
- タスク管理能力:日次、週次、月次のタスク管理やレポート作成などを具体的に記載します。
3. 職務経歴のサンプル例
職務経歴別の具体的なサンプル例です。これらを参考に、ご自身の経歴に合わせてアレンジしてみてください。
サンプル例1)
一般事務職の場合:医療機関の一般事務業務に従事
- ヘルゼアを使用した入力業務(ヘルゼア:診断結果を入力するための医療ソフト)
- 資料作成 / 整理(Word、Excelを用い、市役所に提出用の報告書作成)
- 電話対応 / 来客対応 / 後輩指導 / マニュアル作成など
- 利用可能ツール:Excel (グラフ、VLOOKUP、IF)、Word、ヘルゼア、PowerPoint
サンプル例2)
経理事務職の場合:不動産会社にて経理事務に従事
- 来店対応(物件紹介、契約手続き、保険手続き)
- 経理(買掛金・売掛金管理、現金出納、仕分け、月次収支の出力)
- 会計ソフトでの書類作成(見積書・請求書作成)
- 契約書作成、契約の管理(クラウドサイン)
- 日次、週次、月次でのタスク管理、レポート作成(notion)
- その他、事務作業として郵便物対応や書類送付、来客対応など
- 利用可能ツール:Excel (グラフ、IF)、Word、PowerPoint、notion、クラウドサイン、弥生会計
4. 未経験者へのアドバイス
未経験で事務職を志望する場合でも、これまでの経験から事務職で活かせそうなスキルや経験を洗い出し、アピールできるものは積極的に記載しましょう。例えば、書類作成やパソコンスキルなどの経験があれば、それを具体的に記載することが重要です。
《職種別職歴の書き方のチェックポイント》
☐ 具体的な業務内容を記載していますか?
担当した業務内容を具体的に示し、特に重要な経験業務や成果を明確に記載しましょう。
☐ 利用したソフトウェアやツールを記載していますか?
業務で使用した具体的なソフトウェアやツールを記載しましょう。
☐ 相手が理解しやすい言葉を使っていますか?
相手が理解しやすい一般的な単語を使用し、専門用語や会社独自の呼称は避けましょう。
まとめ
事務職の職歴の書き方を工夫することで、採用担当者に自分のスキルや経験を効果的にアピールすることができます。具体的な業務内容や成果を記載し、自身の強みをしっかりと伝えましょう。このガイドを参考に、魅力的な職務経歴書を作成してください。
◆次回は《職種別の職歴の書き方-コールセンター編-》をご紹介します!
《前回までの内容はコチラ》
この記事を書いた人
フルスタックのキャリアサポート担当者です!さまざまなキャリアに関するサポートをしています。お困りのことがあれば、キャリア担当までご連絡ください♪
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